クレジットカードは誰でも気軽に利用ができる決済ツールの一つですが、利用者の目に見えないところで加盟店が負担をしている決済手数料というものがあるのはご存知でしょうか?
これはカード会社の重要な収益源の一つにもなっており、クレジットカードを利用していくうえで知っておいて損はない情報の一つとなります。
本記事では加盟店が負担している決済手数料の仕組みやカードユーザーが決済手数料を負担しなければならないケースなどについて解説をさせていただきます。
・加盟店はアメックスに決済手数料の支払いを行っている
・カード利用者が支払う決済手数料ってある!?
・アメックスで決済手数料以外にかかる諸経費などはある!?
・まとめ
加盟店はアメックスに決済手数料の支払いを行っている
クレジットカードの決済にかかる手数料は加盟店が負担をしているんだね!
決済手数料ってそもそもなに!?
現金が手元になくてもお買い物ができる便利な機能を有したクレジットカード。消費者目線では無料で利用ができているように見えますが、実は加盟店がクレジットカード会社へ決済手数料の支払いを行っているのはご存知でしょうか?
クレジットカード会社(今回の場合はアメックス)は加盟店から決済手数料を徴収することで、収益を上げるビジネスモデルを運用しており決済手数料は重要な収益源の一つとなっています。
加盟店からすると商品を売り上げた利益から決済手数料の支払いを行うため、現金払いよりは経費が発生するため負担とはなります。
しかし昨今のキャッシュレス化の波を受け多くの店舗やサービスでクレジットカードの普及が急速に進んでいるのが、最近の日本のトレンドということも覚えておいていただければと思います。
「クレジットカードでの決済ごとに、その金額の△%を加盟店手数料として支払う」という契約が一般的なのよ。
決済手数料は各社によって本来は違うはず。
本部が急にクレカ決済絞ったせいでブラックカードのアメックスしか持ってないお客さんにコンビニダッシュしてもらったことある— ぴょん吉🍺ིྀ (@GuiltyBeast415) October 15, 2019
決済手数料っていくらくらい!?
加盟店がアメックスに支払う決済手数料については、取引量によって各加盟店ごとに設定がされているためホームページ上などでは公開がされておりません。
基本的には取引量が多くなると、決済手数料が軽減される仕組みとなっています。
インターネット上の口コミなどから判断をすると、小規模店舗で決済金額の3.5%〜5%、大規模店舗では1%程度を言われています。
WEB上に加盟店手数料が公開されているJCBカードは一律3.75%となっているため同程度の水準ということができます。
クレジットカードの話
店舗は売り上げ代金の数%を決済手数料として決済ブランドに支払うわけだけど、その割合は
VISA, Master → 安い
JCB, AMEX → 高い
DinersClub → 超高いとのこと。
— Talt (@2_741514) June 4, 2021
決済手数料を払ってでも加盟店がたくさんある理由
ここまで紹介をしてきたとおり、加盟店からするとクレジットカードの利用は決済手数料の支払いにより利益を減らすことに繋がりますが、アメックスはなぜこれほど多くの加盟店が存在し利用できる場所が多いカードなのでしょうか?
結論から申し上げると、店舗側は利便性を向上させ消費者の獲得につなげるためアメックスの導入を行っています。
みなさんもお買い物をするときアメックスでポイントを貯めていれば、使えるお店で購入しよう!と思いますよね?そういった動機の消費者を逃さないために、決済手数料を負担してでもアメックスの加盟店となっています。
消費者の見えないところで企業努力がされているのには感心しますね!
カード利用者が支払う決済手数料ってある!?
カード利用者が負担する決済手数料もあるから把握をしておこう!
基本的にカードの決済手数料は無料
クレジットカードを利用する際に、利用者が負担する決済手数料は基本的には無料となります。
そのため、カードユーザーが購入金額以上のお金を支払うといったことはありません。
アメックスの場合、手数料が無料なだけではなく支払金額に対してポイントが付与される特典を用意しています。
通常100円の利用で1ポイントが加算され、貯めたポイントは家電や航空会社マイルと交換が可能で日々の生活に大活躍です。
ペイフレックスを利用する場合は決済手数料が発生する
アメックスではカードを使いすぎてしまった際に、月々の支払金額を一定にすることのできるペイフレックスと呼ばれる制度を用意しています。
ペイフレックスは一般的にはリボ払いと呼ばれている制度です。
各カード会社によって名前が異なる場合がありますが、内容としては基本的に同じなので合わせて覚えておいていただけばと思います。
こちらの制度を利用することで、カードの利用金額に関わらず毎月の支払金額を一定にすることが可能で手持ちのお金がない場合でも大きなお買い物をすることが可能です。
注意点としては、利用には手数料が発生し最終的には購入金額よりも多くの支払いが必要となる点です。支払いのバランスと利便性をうまく考慮しながら活用をいただければと思います。
リボ払いはカードによって
色んな名前に変わります!自動リボ:楽天カード
全リボ:イオンカード
リボ宣言:セゾンカード
マイ・ペイすリボ:三井住友VISAカード
ペイフレックス:アメックス
支払い名人:JCBリボすら使わない場合や
メルペイの”定額払い”など
気付き難い設計になってるので注意。— Gaz(ガズ)@ブログ更新中 (@gazooblog) October 29, 2020
海外では決済手数料をユーザー負担とするお店もある
先にご説明をさせていただいたとおり、基本的にはクレジットカードの利用手数料は加盟店が負担することが原則ですが日本以外の国について少々事情が異なります。
海外でクレジットカードを利用する場合は、加盟店が負担するカード手数料をユーザー負担としているケースも有りカードを利用した場合、支払金額にプラスをして手数料を徴収されるケースがあります。
国によってルールが異なるため、手数料の支払いを避けたい場合は支払いを行う前に必ず明細の確認を行うように注意をいたしましょう。
【ニュージーランドのクレカ事情②】
NZではクレカの決済手数料を消費者が支払うのが違法ではないため、上乗せされることがちらほら
VISA、マスターで2〜3%、アメックスは5%取るところも(ちなみにほとんどが個人商店)
ちなみにEFTPOSは無料なので、それもクレカが普及しない一つの理由です💳 pic.twitter.com/0IyQwXPgNN
— あっこぷ|akkop🇳🇿ニュージーランド (@kusano_akiko) March 7, 2022
支払いが遅延した場合は遅延損害金が発生する場合がある
アメックスでは毎月1回、支払日が設定されており締日までに利用した金額が口座から自動的に引き落としされます。
この支払日に口座に現金が不足している、もしくは支払口座が正しく設定されておらず引き落としがや支払いができない場合については、実質年率14.6%の遅延損害金の支払いが必要となります。
こちらの規定については、カードの利用規約にも詳細が記載されており申込時にユーザー自身で必ず確認をしておく必要があります。
知らなかったでは済まされませんので規約を改めて確認をしていただくとともに、不要な支出を防ぐためにも支払いの管理はしっかりと行いましょう。
今月も遅延損害金が発生している…。
アメックスは引落口座設定が完了しているかは明細書でしか分からない為ご注意下さい。僕のように追加で新規発行の場合は特に注意!! pic.twitter.com/RZLOO3xnol
— レア🐤 (@Lea7185) May 22, 2018
アメックスで決済手数料以外にかかる諸経費などはある!?
アメックスを利用するのにかかるお金を把握しておこう!
カードごとに定められた年会費
アメックスではカードの保有に当たり1年に1回、年会費の支払いが必要となります。年会費はカードの種類ごとに異なっており、一番ベーシックなアメリカン・エキスプレス®・カード(通称:グリーンカード)であれば13,200円となっています。
カードのランクが上がるごとに年会費も高くなっていきますが、カードで利用できる特典も充実したものになっていきますので自分の使いたい特典と年会費のバランスを見て適切なカードの選択をいただければと思います。
アメックスではどのカードに対しても年会費以上の素晴らしい特典が用意されていますので、カード保有後は積極的に活用をしていきましょう!
アメックスからプラチナカードのインビテーションが届いたけどなんでゴールド飛び越していきなりプラチナなんや🙄
年会費143000円て••• pic.twitter.com/SQUVwjof9m— HR/HIROTO (@hiroto_xyz) April 15, 2021
メンバーシップ・リワード・プラスの加入費
年会費3,300円 (税込)を支払うことで加入をすることができるのが、メンバーシップ・リワード・プラスです。
こちらのサービスに加入をするとアメックスで貯めたポイントの有効期限が無制限に変更、ポイントを航空会社のマイルに変更する際の還元率がアップするなど、アメックスをさらに有効活用できるサービスを受けることが可能です。
特に航空会社のマイルに変更する際は加入前が2,000ポイント➡1,000マイルだったところ、1,000ポイント➡1,000マイルと、2倍の還元率になるのは非常に魅力的です。
マイルを貯めて旅行を検討されている方は年会費の元を取ることも容易ですので、ぜひ加入と活用を検討いただければと思います。
アメックスでメンバーシップ リワードプラスに登録するとAmazonなどの買い物でのポイントが3倍になるボーナスポイントプログラムに参加できるのですが、リワードプラスに参加だけでなく、さらに別途登録が必要であることを半年以上たって気づきました。って自動で登録してよ。 pic.twitter.com/mvoyuaa7pm
— Sunaco (@Sunaco2) June 23, 2021
まとめ|アメックスの決済手数料は基本は加盟店負担!ユーザは心配する必要なし!
・加盟店はアメックスに決済手数料を支払っている
・販売機会を逃さないために多数の店舗がアメックスを導入
・消費者の決済手数料は基本的には無料
・海外での利用は決済手数料が消費者負担となるケースあり
・年会費やメンバーシップ・リワード・プラスは別途支払いが必要
いかがでしたでしょうか?アメックスの決済手数料の仕組みについてご紹介をさせていただきました。
消費者目線ではあまり考えることのない、加盟店側の決済手数料について詳しく理解をすることができましたね!
またアメックスではユーザー自身が負担をしなければならない、年会費やメンバーシップ・リワード・プラスがあります。支払いが滞るとカードの解約や特典を受けることができないデメリットばかりですので、支払日の前までには口座に現金を用意することを忘れないように注意をいたしましょうね!
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